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☆Happy Knitting☆Happy Crocheting☆

横浜大倉山&東京杉並の「ニットスタジオ104」で、編み物を楽しみましょう♪

http://amimonoaddict.com/
すてきにハンドメイドのケストラーさんの作り目は、ジャーマン・ツィステッド・キャストオン?ガーター編みの作り目?
7月のニットスタジオ104の編み物教室開催スケジュール
<火曜午後クラス> 7・14・21・28日
<水曜午前クラス><水曜午後クラス> 8・15・22・29日
<木曜午前クラス> 9・16・23・30日


先週水曜午後クラスのKさんとお話している時に、突然、
「NHKのすてきにハンドメイドで2月に放送した、ケストラーさんが使っていた作り目ってどうですか?」とお尋ねが・・・

どう?と聞かれましてもDocomo_kao8そもそもその番組見ていなかったし、どんな作り目を使われたかよくわかりません。「どんな作り目のやり方?」とKさんに逆にお聞きすると、日本でよく使われる「(日本ヴォーグ社で言うところの)指でかける作り目・(ブティック社等で言うところの)一般的な作り目」に似ているけれど、もうちょっとやり方が複雑で、出来上がりも少し違うようで・・・


今から放送を見ることはできないので、まずは『すてきにハンドメイド 2015年2月号』を探しました


すてきにハンドメイド2015年2月号
『すてきにハンドメイド 2015年2月号』(NHK出版)
↑NHK出版にリンクしています。「試し読み」ページで「男性にもおすすめ ウェーブ模様のネックウォーマー」(ベルンド・ケストラー)の作品紹介ページを見ることができます

『すてきにハンドメイド』誌では、
9ページからの作り目は、一般的な作り目(107ページ参照)と基本的な操作は似ていますが、針をくぐらすところが少し変わります。一般的な作り目と比べて左右の伸縮がでる作り目なので(以下省略)
分かるような、分からないような説明Docomo_kao8 編み方説明のコーナーでは、計10枚の写真を使って、この作り目のやり方を解説しています。『すてきにハンドメイド』の説明は他の雑誌の説明に比べて、とても丁寧で分かり易いはずなのですが・・・何故か、すっとは理解できない_| ̄|○ 私の理解力の問題だとは思いますが、指でかける作り目にしろ、ケストラーさんの作り目にしろ、こういう方向性のある立体的な動きって、「手前から」「向こう側から」と書かれても、真正面向いて正対しているわけではないので、「どこが基準?」「どの向きが手前から??」ってなりがちです。本を見るだけでなく、実際に自分で手を動かして、写真と比べてみて、出来上がり状態もじっくり比べてみないと、ちゃんと出来ているかどうか自信がもてない。プロセス写真は多いのですが、『すてきにハンドメイド』では作り目が終わった状態での完成写真が無いのが残念!

そうだ!こういう時の為に、あの本を買っていたのだ!!

わ_01.jpg



cast on bind off
『Cast On Bind Off』
↑amazonにリンクしています。「なか見!検索」で少し中を見ることができます

棒針の作り目と止め 211種類のバリエーション
『棒針の作り目と止め 211種類のバリエーション』
↑amazonにリンクしています。こちらは「なか見!検索」は無し

★指でかける作り目(Long-Tail Cast On)に似ているけれど、別物
★指でかける作り目(Long-Tail Cast On)より伸縮がある(stretchy)

ケストラーさんの使った作り目には名前が書かれていなかったので、上の二つの条件を基準にケストラーさんの作り目を上の2冊の中で探してみました。

『Cast On Bind Off』には該当する作り目は無し。前のブログ記事でも書いたように、この本の方が完成状態の写真がわかり易いので、この本に載っていると「私が理解したやり方で、この作り目のやり方はOK!」と自信を持てるので載っていないは残念!

『棒針の作り目と止め・・・』には該当する作り目が載っていました!「German Twisted Cast On ジャーマン・ツイステッド・キャストオン」!!ケストラーさん、ドイツ人だし、コレっぽい♪ 
ジャーマン・ツイステッド・キャストオンは、伸縮性がありながらもきつめの縁に仕上がる技法です。
この本では、6枚のイラストでこの作り目のやり方を説明しています。『すてきにハンドメイド』を見た時には写真で説明していても分かり難いkyuって思いましたが、比べてみると(私にとっては)写真の方がイラストよりはマシだった。でも動きの説明を文章でするのって難しいですね。『すてきに・・・』で「親指の輪の中に向こう側から針を入れ」と書いてあるのに対して、『棒針の・・・』では「親指の向こう側にかかっている糸に針をかけ」と書いてあって、写真(イラスト)が無ければこの二つが同じ動作とは思えない・・・ 

やっぱりわかり難いなぁ〜 私って理解が悪いのかなぁ〜と凹んでいたら、『棒針の・・・』に私を勇気づける言葉がはーと
私がこれまで編み物を教えた生徒さんの多くは、ジャーマンツィステッド・キャストオンが難しいと感じているようでしたが、違うやり方でも見た目は同じようにできる場合もあるのです。例えば(中略)見た目のデザインは同じです。そこで、いずれかの方法がジャーマンツィステッド・キャストオンよりも簡単だと感じればその方法を使えばいいのです。

様々な作り目と止めのやり方を紹介する一方で、この↑ように言ってくれるのが、この本の良いところ手

ちなみに、『すてきにハンドメイド』でケストラーさんが紹介している「作り目に使う糸量の見積もり方」、私は初耳でした。『棒針の・・・』ではLong-Tail Cast On系の作り目に使う糸量の見積もり方法を3種類紹介していて、ケストラーさんの方法もその中の一つとして紹介されていました。一番信頼性の高い方法として紹介されていたのは、日本のテクニックブックで紹介されている見積もり方法!あれっ!?結局一番はソレなんだ

『すてきにハンドメイド』を見ても『棒針の・・・』を見ても、ケストラーさんの作り目にイマイチ自信が持てなかったのですが・・・ふと思い出したのが、遠い昔に聞いた「ガーター編みの作り目」 あれも「指でかける作り目」に似ていたし、ガーター編みってメリヤス編みより(同じ目数なら)横方向に伸びているし、もしかしてケストラーさんの作り目と同じ??

写真でもイラストでもわかり難いなら、動画しかない!とyoutubeで探したらありました!


youtube「ガーター編みの作り目 スロー編」(多田洋子)

おお!これは凄い!この動画はとってもわかり易い♪この動画で見る限り『すてきにハンドメイド』のケストラーさんの作り目=『棒針の・・・』の「German Twisted Cast On」=ガーター編みの作り目

ところが「ガーター編みの作り目」で更にGoogleで検索すると『毛糸だま2008年春号』に紹介されたやる方が出てきますが、これはまた違うやり方みたい・・・絶対に持っているはずなのに今『毛糸だま2008年春号』が見つからないので、ゆっくり探して確認してみようっと。本当に作り目って沢山やり方があって、面白い♪ これからも色々な本を参考にして、使うシチュエーションにあっていて、しかも(自分にとって)やり易い方法を見つけて使っていきたいナ
はーと

Kさんは『すてきにハンドメイド』のテキストとyoutubeを参考にして作り目を覚えて、このケストラーさんのネックウォーマーを何枚も編んだとか・・・お母さまやお友達に喜んでいただけたようで、良かったですね手


8月11日(火)・12日(水)・13日(木)はお盆休みとさせていただきます


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ニットスタジオ104
HP
東京東横線・大倉山駅より徒歩10分

<火曜午後クラス> 満員
<水曜午前クラス> 満員
<水曜午後クラス> 満員

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| 編み物 | 16:46 | - | - | pookmark | 昨年の記事
『棒針の作り目と止め 211種類のバリエーション』と『Cast On Bind Off』をざっくり比べてみました
Thank you!
お陰様で、水曜午後クラスも満員になりました!
Nさん、8月からよろしくお願いいたします♪


7月のニットスタジオ104の編み物教室開催スケジュール
<火曜午後クラス> 7・14・21・28日
<水曜午前クラス><水曜午後クラス> 8・15・22・29日
<木曜午前クラス> 9・16・23・30日


2015-07-21 17.00.30.jpg
『Cast On Bind Off』を少し前に買って結構満足していたのですが、先週ついうっかり(?)『棒針の作り目と止め 211種類のバリエーション』も買ってしまいました。まだまだどちらも、「へぇ〜、こんなやり方あるんだ!」とパラパラ見たり、たまたま見た英文パターンの中で使われている技法の名前を見て「どんな風にやるのかな?」と見る程度で、全部じっくり見ているわけではありません。そんなざっくり見ただけの状態ではありますが、ざっくり比べてみました 

まず、掲載されている技法の数は・・・
『Cast On・・・』では、作り目33+止め21=54
『棒針の・・・』では、作り目125?+止め86?=211
数は、『棒針の・・・』が圧倒的に多いですが、それでもこの数の中には、「・・・variation」「・・・method」とあるように出来上がりが全く同じ一つの技法のバリエーションもカウントされていますので、54対211と言うほどの「差」はありません。

説明の言語は・・・
『Cast On・・・』は英語
『棒針の・・・』は日本語で、『Cast On, Bind Off:211 Ways to Begin and End Your Knitting』by Catherine Seaseを佐藤公美さんが翻訳したもの
これらの本をどんな時に使うか?と考えると、日本人が英文パターンの編み方解説を解読?して編む時が一番思い当たります。そういう時であれば、そもそもパターン自体が英語なので、作り目・止めの技法の説明が日本語でも英語でもどちらでも良いような気もしますが、まあ普通に考えて、日本語の方が楽ですね

各技法のプロセスの解説は・・・

2015-07-21 16.58.35.jpg
『Cast On・・・』は写真を使って
2015-07-21 16.57.35.jpg
『棒針の・・・』はイラストを使って
ここは意見の分かれるところみたいです。私自身は、『Cast On・・・』の写真と『棒針の・・・』のイラストを比べると、写真の方がわかり易いです。ところが同じ『棒針の・・・』を注文している、木曜午前クラスのWさんは「イラストだから、コチラを選んだ」みたいなことを言っていらっしゃいました。私は写真派、Wさんはイラスト派です。もちろんどちらもわかり易い構図であることが一番大切でありますが・・・どちらも良い構図だと仮定すると、写真は余分な情報(例えば指が太いナとか)が加わり易く大事なポイントに集中しにくいのに対して、イラストは本来若干の立体感のある3次元の編地・編目が平面的な2次元に見え易いと思います。何方が良いかはお好みで

各技法の出来上がり状態は・・・
『Cast On・・・』は写真(正面から見た写真、編地の表側・裏側の両方が見える写真、横から見た写真等、角度を変えて数枚)
『棒針の・・・』は正面から見た写真1枚のみ
これは、『Cast On・・・』の方が親切

本の大きさ(判型)は・・・
『Cast On・・・』は横16センチ×縦18センチ
『棒針の・・・』はA4サイズ


本の製本は・・・
『Cast On・・・』はリング製本。ページをパカッと完全に開いてみることができます。(本棚に並べて置くときは厚みをとって若干邪魔?)
『棒針の・・・』は『毛糸だま』等と同じ普通の製本(正式にはなんていう名称なのかな?)

本の価格は・・・
『Cast On・・・』は16.95アメリカドル
『棒針の・・・』は1,800円(税別)

印象に残った、キャッチコピー?説明文は・・・
『Cast On・・・』では
If you're still using the cast-on and bind-off methods you learned when you began knitting,it's time to explore new possibilities!
『棒針の・・・』では
作り目と止めだけでも驚くほど数多くの方法があることはすでに述べましたが、さまざまな方法を知り、触れることが編み物好きの皆さんの工夫はクリエイティビティに大きな影響を及ぼすことは言うまでもありません。本書が皆さんのクリエイションの向上のために新たな方法を試したり、新しい方法に出会うきっかけとなれば幸いです。

私がこの二冊の中でどちらか一冊選ぶなら・・・
二つの本を比べてみて、英文パターンを見て編む時に、パターンで指定された技法を理解するための手助けとして使うのなら、どちらでも大差ないと思いました。イラストが好きか?写真が好きか?で選べばよいんじゃないかしら?
ただそこから一歩進んで、自分のオリジナル作品を編む時などに「ココで使うならどの作り目の技法が良いかしら?」と考えたり、既製のパターンを見て編んでいる時に「このパターンではこの止めを指定しているけれど、もっとこの場に合う止めの技法があるんじゃないかしら?」と考えるようになったら、『棒針の・・・』の方が良いと思いました


2015-07-21 16.59.45.jpg
と 言うのは、『棒針の・・・』には上↑のような、「こういう目的にはどの技法が良い」をまとめた逆引きの索引のようなページあるのです。『Cast On・・・』にも、表紙の裏にはCast Onsを、背表紙の裏にはBind Offsを、それぞれAll-purpose とか Ribbingとかの使用場所に分けての目次がありますが、このあたりは『棒針の・・・』の方が使いやすそう!この部分の差で、『棒針の・・・』を推します




二つの本をざっと見た、私の率直な感想は、
世の中には沢山の作り目・止めがあって面白いな〜3
でも、どんどん新しい方法も考案されて技法が増えているし、
どこまで行ってもキリがないな〜Docomo_kao8


確かに英文パターンを見て、日本であまり知られていない作り目・止めの技法が指定されていたりすると、「え〜知らない」「え〜日本の編み物って遅れている」と不安になるかもしれません。でもよく考えてみると、その技法を指定したデザイナーさんだって、この本で紹介された211種類の技法すべてを熟知していて、その中からベストな技法を選択して指定しているとは限りません。もしかしたら、指定したその技法しか知らないかもしれないし、発表する媒体(雑誌や毛糸会社のサイト)によって使える技法の制約を受けているかもしれない・・・ 

ちょっと冷静に考えて、このシチュエーションならどの技法が良いかな?パターンで指定されている技法ではないけれど自分の知っているアノ技法でも大丈夫じゃないかな?と考えられるようになると良いですね♪

日本では作り目や止めの技法が2〜3種類に限定されがちではありますが、「狭く深く」でその2〜3種類については『Cast On・・・』より『棒針の・・・』より説明は詳細でわかり易い。しかも、日本で広く使われいる「指でかける作り目(=一般的な作り目)Long-Tail Cast On」は『棒針の・・・』でも「ロングテール・キャストオンは真っ直ぐな縁に仕上がります。伸縮性や耐久性もあり、ほとんどのアイテムに使えます」と説明されれる優等生! 1目ゴム編み止め(Invisible Ribbed Bind Off)だって日本のテクニックブックの説明の方がずっと親切!

一度に沢山の技法は覚えきれないと思うので、まずは日本のテクニックブックで、日本でよく使われている作り目・止めの技法をしっかり覚えて、更にもっと多くの技法を知りたい!もっと良い技法があるかもしれない!と思ったら、こちらの2冊をおススメしますはーと



8月11日(火)・12日(水)・13日(木)はお盆休みとさせていただきます


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hitofude cardigan完成♪で、編み物ファンの欲求にようやく気づく
7月のニットスタジオ104の編み物教室開催スケジュール
<火曜午後クラス> 7・14・21・28日
<水曜午前クラス><水曜午後クラス> 8・15・22・29日
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1週間の休み明けという事で、7月8日(水)・9日(木)も生徒さんが完成作品を続々お披露目!

水曜午後クラスのSさんは、コットンパールのラリエット
はーと
や_01.jpg
昨年のホビーショーでのK'sKワークショップ作品を応用して、ラリエットにアレンジ。元のデザインでは、Sさんにはちょっとシンプル過ぎて・・・手持ちのネックレスと組み合わせて使っていらっしゃいましたが、今度は長めのラリエットにして、ゴージャスさをアップ!コチラの方がSさんにはお似合いです手 同じ水曜午後クラスにいらしたNさん(就活頑張ってね3)は、Sさんとは逆に短くアレンジして、チョーカーに。コットンパール・ビニールリング・鎖編みが本物のチェーンのように見える糸の3つの組み合わせさえ守れば、軽〜いアクササリーが出来るので、皆さんご自分に似合うように色々アレンジしていらっしゃいます

木曜午前クラスのKさんは、ravelryでも人気のhitofude cardiganを着用
手
か_04.jpg
ravelryでのデザイナーさんご自身の着用画像を真似て、もう一度ポーズ
2015-07-11 14.21.59.jpg
<使用糸> 横田・リネンラメ
<デザイン> Hiroko Fukatsu
<編み図> Ravelry(英語版&日本語版)或は Yarnholic(日本語版のみ)でダウンロード販売


Hitofude Cardigan by Hiroko Fukatsu


作品の名前にある通りにまるで「一筆書き」のように、糸を切らずに一続きに編めるパターン。「他の糸でも、もっと編みたいはーと」とKさんは大満足。一続きに編める編み易さと、前身頃の胸から下の編地の広がりが、着た時には綺麗なドレープになって、上半身の隠したい部分をうまくカバーするという絶妙なシルエットが、Kさんのお気に入りのポイント。Kさんはとってもスマートなので「隠したい所なんてないでしょ!」と、私は思わず突っ込みを入れてしまいましたDocomo_kao8 私が着てもうまくカバーしてくれるかな?


今Ravelryを見てみると、Hitofude Cardiganは同じHiroko FukatsuさんデザインのフリーパターンCupido Cowlの2.5倍も編まれている!これは凄い事。Ravelryの他の人気デザイナーの作品のプロジェクト数を見ても、大抵の場合、(人気のある)フリーパターンは(人気のある)有料パターンの10倍位沢山編まれています。それだけこのHitofude Cardiganが彼女の作品の中で人気だという事を示しています

Cupido Cowl by Hiroko Fukatsu



正直言って、トップダウンの編み方も、分散増し目を使って前身頃にドレープを作るシルエットも、このレース模様も、この作品にだけあることではありません。それらを素敵に組み合わせて、かつ「一筆書きの様に編める」事こそが、この作品の魅力だと思うのですが、いかがでしょうか?

仕事の時、毛糸会社や出版社の企画・編集担当者や私たちデザイナーは、作りたい作品も作るけれど、編み物ファンが編みたいもの・編み物ファンが求めているものも作ろうとしています。そして、それがなかなかわからない・・・
_| ̄|○ 多分、編み物ファン自身も事前にはよくわかっていなくて、もしアンケートをとっても「何か良いもの」みたいな返事しか出来ないんじゃないかしら?

このHitofude Cardiganやmichiyoさんの「糸を一度も切らないプルオーバー」の人気を見ると、編み物ファンが求めていたのは(求めているものの一つは)、既製品のようなシルエットのニットや、他にはない超個性的なニットと言うよりは、「糸を切る」「別々に編んだパーツを繋げる」というある種のストレスのない、ストレスフリーなニットかもしれない

今『夢をかなえるゾウ』(水野敬也著)という一種の自己啓発本?を読んでいるのですが、その中で、夢を実現する、成功するための課題として「人が欲しがっているものを先取りする」とあります。そして、その人が欲しがっているものとは、その人自身も予め自覚はなく、目の前に示されて初めて「コレが欲しかった」と気づくものだともあります。Kさんも、もともと「一筆書きの様に一続きに編めるニット」を探してHitofude Cardiganにたどり着いたのではなく、たまたまこの作品を見た時に、はじめて「ああ、そうだった!こんなニットが欲しかった!!」と気づいたのではないでしょうか? 国内外の編み物ファン・ニッターの間には、とじはぎ・糸つぎのストレスなく編みたいという欲求が強かったんですね。私自身は、糸始末をする時に同時に欠点を繕う事も出来るので、とじはぎがそれほど嫌いではありません。そのため、このストレスにあまり共感できず、隠された欲求に気づかなかった
Docomo_kao19

これからHiroko Fukatsuさんや michiyoさんを真似て、とじはぎの無いニット、糸を切らないニットをデザインすれば良いのかな?でも、それでは二番煎じ。柳の下にドジョウは2匹いない。編み物ファンの隠された別の欲求を探す旅にでるしかないようです

水曜午前クラスではKさんが、スタジオエフのHuanca(ワンカ)で編んだmichiyoさんの「糸を一度も切らないプルオーバー」をせっかく着てきてくれたのに、うっかり写真を撮り忘れてしまいました。ゴメンナサイ、Kさん、もう一回着てきてね♪



水曜午後クラス、生徒さん募集中です♪

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| 教室 | 00:52 | - | - | pookmark |
夏のキラキラ★バッグ、冬のあったか★クレセントショール
今日(7月7日)から7月のニットスタジオ104編物教室がスタートしました!


7月のニットスタジオ104の編み物教室開催スケジュール
<火曜午後クラス> 7・14・21・28日
<水曜午前クラス><水曜午後クラス> 8・15・22・29日
<木曜午前クラス> 9・16・23・30日


早速、火曜午後クラスのFさんとWさんが、完成した作品を持ってきて下さりました。ありがとうございます!!

Wさんは、エコアンダリアのキラキラ★バッグ

か_03.jpg
使用糸:ハマナカ・エコアンダリア
デザイン:金子祥子
編み図:『今編みたいニット 春夏2015』(ブティック社)に掲載

編物用具を入れてきたので、棒針が覗いているのがご愛嬌はーと メタリックなシルバーが、今日の服装にも映えて、とってもお洒落♪ 私は同じエコアンダリアのメタリックゴールドを持っています。Wさんを真似してこのバッグを編もうかな?


「かぎ針編み?棒針編み??」と疑問の声が上がっていました。棒針編みの交差模様・アラン模様みたいに見える模様ですが、かぎ針編みです!「引き上げ長編み」で立体感を出しています。以前、私も仕事で同じように「かぎ針編みでアラン模様」を編んでいます。その時の編地がコチラ↓

さ_03.jpg
ブルー系の段染めが「フーガ」、ピンクが「フェアレディ50」、右の黄緑系(色が飛んじゃっているDocomo_kao8)が「やさい畑ツイード」(いずれもハマナカ) 試行錯誤した途中経過の編地が手元に残っていたので、似たような編地ですが、少しずつ違っています。実際に本に掲載された時には、3種類の毛糸で同じ編地にしましたが、この編地↑と同じように、意外なことに「フーガ」の編地が一番くっきり立体感が出来て、軽く仕上がってもいたし、自分としては一番好きでした。段染めはどうしても好き嫌いが分かれますが、今年の秋冬シーズンには「フーガ」の単色バージョン、「フーガ<ソロカラー>」が発売されますので、どうぞお楽しみに♪

今回と同じ模様で、しっかりした風合いのウール系の毛糸で編んでも素敵かも?Wさん、ぜひ秋冬バージョンのバッグも編んでみてくださいね



Fさんは、あったか★クレセント(crescent・三日月)型のショール

あ_05.jpg
使用糸:ダイヤ・タスマニアンメリノ<クロッシェ>
デザイン:オチアイトクコ
編み図:mooritのキットに添付

ニットスタジオ104の編み物教室で人気のLin-Lin Shawlを編んだものの、「やっぱり、文章パターンはわかり難い
kyu ちゃんと編み図がある方が良い!」とFさん。Lin-Lin Shawlは素敵ですが、「文章パターン<<<<<編み図・記号図パターン」と言う点では、私も大賛成!確かに文章パターンのデザインで素敵なものは沢山ありますが、それはデザインが素敵なだけで、パターンの形式として文書パターンが編み図・記号図パターンより優れているという事にはならないと思います。今回は編み図があって、ス〜イス〜イ矢印上

もしかしたら、大きな長方形のショールが一番使いやすいのかもしれないけれど、毛糸はたくさん使うし、編む楽しみも(編地が凝っていないと)イマイチ? クレセント型が編む楽しみと使う楽しみが両立していてグッド手 このパターンなら、今回のようなウールの糸で編んだり、リネン糸で編んだり、お友達へのプレゼントにも最適です

「できたら編み終わりも(編みはじめと同じように)自然にフェイドアウトできた方が良かったのだけれど、プツっと終わってしまって・・・」とちょっと残念がっていたFさん。この模様(Twin Leaf Lace)は上下対称じゃないからちょっと難しそう。もしそういう終わり方がご希望でしたら、同じクレセント型でこんなショール(会員登録すれば無料でダウンロードできます)もあります。せっかく覚えてクレセント型、色々編んで楽しんでね♪


リネンのレースショール(デザイン:中吉恭子)ステッチステッチ みんなでつくる手芸ポータル


夏のキラキラ★バッグを編んだWさん、冬のあったか★クレセントショールを編んだFさんと、同じクラスでも編むものは人それぞれ。今は一年中さまざまな毛糸が手に入るので、お好みのものを、各自のペースで編んでいきましょう♪


水曜午後クラス、生徒さん募集中です♪

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