2010.06.21 Monday
編み物は、計算だ!?
木曜午前クラスのSさん
妹さんにプレゼントする予定だった、カーディガンが完成♪
使用糸:ローワン・コットングレース?
デザイン:鎌田恵美子
編み図:『手編みのナチュラルニット』(ブティック社)に掲載
最近の綿の糸には珍しく、撚りが強めのこの糸
鉤針編みで編んでみると、「たこ糸」みたいに、妙にがっちりした感じに
棒針編みで、メリヤス編みを編むと、
ふっくらと編み目が揃って、良い感じ
糸によって、向き・不向きってあるんだなと痛感
メリヤス編みのシンプルな編地のデザインには、メリヤス編みが綺麗に編める、
この糸がピッタリ
綺麗に編めて、なかなか気に入ったSさん
当初の予定を変更して、妹さんへのプレゼントをやめ、
ご自分で着ることに
妹さんには、別のものをプレゼントしてあげてね♪
ところで、このカーディガンのオリジナルは、綿麻混紡のフラックスK
それを、似た太さではありますが、
追加購入できない、手持ちの綿100%の糸に変更
身頃を編み上げたところで、残り糸の量を確認すると・・・
ちょっと足り無そう
そういう時は、あとどの位編めるか、
計算です!
編み物には、計算がつきもの
袖下の増し目計算は、まさに「植木算」
そもそも、作り目数を決める時だって、
10cmの目数ゲージが23目だったら、
欲しい寸法が47cmなら、
47×2.3=108.1
(模様による目数の制約が何もなければ)
四捨五入して、108目
とじしろを足して、110目
糸の使用量の見積もりは、編み物の教科書だと、
まず、10cm×10cmの編地を編んで、その重さを量る
次に、実物大の製図で、編み図の中に、
その10cm×10cmの四角が何個入るか、調べる
そして、例えば、10cm×10cmの編地の重さが13グラムで、
全体でこの四角が35個入るのなら、
13×35=455
この455グラムに、糸始末分などを足して、470グラム位かな?
もちろん、この考え方でOKですが、
実際問題としては、小さな編地の重さをグラム単位で、
正確に量るのって、結構難しい
私が習った頃は、「メールスケール」だったかな?
郵便物の重さを量る器具を、王様のアイディアで購入するように勧めれました
王様のアイディア、今でもあるのかな?
今だったら、デジタルの量りを使うのかな?
この段階で、1〜2グラムでも違っちゃうと、
せっかく、面倒な計算をしても、何もならない
それに、編み始める前に、こんなに慎重に確認する人なら、
多分、あらかじめ、多めに毛糸を買うのでは・・・
Sさんの場合は、追加購入できない状況でありながら、
「だいたいいけそう」と甘めの予想で、突っ走っちゃいました
編み地の形は、だいたい、長方形と三角形と台形から出来ているので、
その時点で編みあがった面積と、
その重さを量り、
毛糸1グラムあたり、何平方センチ編めるのか、計算
残り毛糸で編める面積と、
これから編みたい部分(Sさんの場合は袖)の面積を比べると、
残念
本と同じひじが隠れる袖丈は無理・・・
編めそうな袖丈を決め、残った糸をちょうど二つに分け
(両方の袖は同じに編みたいので)
袖を編みはじめました
よく「こんなこと勉強しても、大人になって使わない」なんて言いますが、
台形の面積、三角形の面積は、
大人になってから、編み物で使います!
ちなみに、私は、仕事で袖の製図をするとき、
袖山の高さを決めるために、
三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使って計算しています
だって、四分の一とか、五分の一とかの小さな製図で、
正確に長さを測るのって、面倒なんだもの・・・
*********************
編物教室 ニットスタジオ104(HP)
東急東横線・大倉山駅より、徒歩10分
★火曜午後クラス
★水曜午前クラス
★水曜午後クラス
★木曜午前クラス
以上4クラス、現在はすべて満員
お問合せ・見学お申し込みは、こちらから
*********************
JUGEMテーマ:編み物
妹さんにプレゼントする予定だった、カーディガンが完成♪
使用糸:ローワン・コットングレース?
デザイン:鎌田恵美子
編み図:『手編みのナチュラルニット』(ブティック社)に掲載
最近の綿の糸には珍しく、撚りが強めのこの糸
鉤針編みで編んでみると、「たこ糸」みたいに、妙にがっちりした感じに
棒針編みで、メリヤス編みを編むと、
ふっくらと編み目が揃って、良い感じ
糸によって、向き・不向きってあるんだなと痛感
メリヤス編みのシンプルな編地のデザインには、メリヤス編みが綺麗に編める、
この糸がピッタリ
綺麗に編めて、なかなか気に入ったSさん
当初の予定を変更して、妹さんへのプレゼントをやめ、
ご自分で着ることに
妹さんには、別のものをプレゼントしてあげてね♪
ところで、このカーディガンのオリジナルは、綿麻混紡のフラックスK
それを、似た太さではありますが、
追加購入できない、手持ちの綿100%の糸に変更
身頃を編み上げたところで、残り糸の量を確認すると・・・
ちょっと足り無そう
そういう時は、あとどの位編めるか、
計算です!
編み物には、計算がつきもの
袖下の増し目計算は、まさに「植木算」
そもそも、作り目数を決める時だって、
10cmの目数ゲージが23目だったら、
欲しい寸法が47cmなら、
47×2.3=108.1
(模様による目数の制約が何もなければ)
四捨五入して、108目
とじしろを足して、110目
糸の使用量の見積もりは、編み物の教科書だと、
まず、10cm×10cmの編地を編んで、その重さを量る
次に、実物大の製図で、編み図の中に、
その10cm×10cmの四角が何個入るか、調べる
そして、例えば、10cm×10cmの編地の重さが13グラムで、
全体でこの四角が35個入るのなら、
13×35=455
この455グラムに、糸始末分などを足して、470グラム位かな?
もちろん、この考え方でOKですが、
実際問題としては、小さな編地の重さをグラム単位で、
正確に量るのって、結構難しい
私が習った頃は、「メールスケール」だったかな?
郵便物の重さを量る器具を、王様のアイディアで購入するように勧めれました
王様のアイディア、今でもあるのかな?
今だったら、デジタルの量りを使うのかな?
この段階で、1〜2グラムでも違っちゃうと、
せっかく、面倒な計算をしても、何もならない
それに、編み始める前に、こんなに慎重に確認する人なら、
多分、あらかじめ、多めに毛糸を買うのでは・・・
Sさんの場合は、追加購入できない状況でありながら、
「だいたいいけそう」と甘めの予想で、突っ走っちゃいました
編み地の形は、だいたい、長方形と三角形と台形から出来ているので、
その時点で編みあがった面積と、
その重さを量り、
毛糸1グラムあたり、何平方センチ編めるのか、計算
残り毛糸で編める面積と、
これから編みたい部分(Sさんの場合は袖)の面積を比べると、
残念
本と同じひじが隠れる袖丈は無理・・・
編めそうな袖丈を決め、残った糸をちょうど二つに分け
(両方の袖は同じに編みたいので)
袖を編みはじめました
よく「こんなこと勉強しても、大人になって使わない」なんて言いますが、
台形の面積、三角形の面積は、
大人になってから、編み物で使います!
ちなみに、私は、仕事で袖の製図をするとき、
袖山の高さを決めるために、
三平方の定理(ピタゴラスの定理)を使って計算しています
だって、四分の一とか、五分の一とかの小さな製図で、
正確に長さを測るのって、面倒なんだもの・・・
*********************
編物教室 ニットスタジオ104(HP)
東急東横線・大倉山駅より、徒歩10分
★火曜午後クラス
★水曜午前クラス
★水曜午後クラス
★木曜午前クラス
以上4クラス、現在はすべて満員
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